Dear シンパシー

店長を黙らせるのは、親しみが籠ったモノ、
メッセージ性を感じるモノを与えるのが
ヨロシイ。

週末、ロンドンから片道2時間かけた小さな
街のアンティークの店で、このブローチと
出逢った時、心は小躍りしていました。

銀の小さな珠玉のブローチは、どちらにも
愛と親しみ、相手を想うというメッセージが
込められた、アーツ&クラフトの頃の
イギリス製。

工業化が進み、無機質な装飾品が増えていく
時代、対極的に、こうしたロマンチシズムを
感じる品達を造るメーカーや職人も、まだ
多く存在した、ターンオブセンチュリー。

小さなパーツを一つ一つ造り、彫刻、溶接、
磨き上げという、今の効率から考えたら、
気が遠くなるような時間をかけて作り上げた
モノ達です。

手書きの手紙からe-mail、果てはAIによる思考。

世の中どんなに便利になっても、相手を想う
気持ち、伝える事は自らが行わなければなら
ない様に。

このブローチは、言わば今のSNSにおける、
『スタンプ』に変わる所でしょうか。

金曜日の更新にて詳細を。