溶け合う色

どうやら1950年代台にかけて造られていたらしい
ラインストーンは、あわいの色。

イエロー、ブラウン、ラヴェンダーが溶け合う
如く、モヤっと立ち上がる、何色と断定し難い
不思議な色で、目を引きます。

当時は、スワロフスキー社に限らず、多くの
ラインストーンを造る小さなメーカーが存在し、
各社で色を競っているかのように、多くの多彩な
色表現があったよう。

いつの間にかそうしたところが淘汰され、今は
その時代の製品にのみ、名残を見るのがせいぜい
ですが、今も尚、その不思議な色は、心を掴み
ます。