涼感ジュエル

細い細い銀線をひたすら細い編み棒で
編んだかの様なピアスにネックレス。

ポルトガルが発祥の地と言われる、
フィリグリー細工です。

始まりは、銀や金がまだ高額な時代。

最初は宗教(キリスト教)の儀式に使う
箱やその他の装飾に使われ、徐々に
装身具アイテムへ広がったのでしょうか。

銀や金がまだ希少であった頃、細く細く
引いて伸ばし、それを編み物の様に
撚って面にして立体と成す、装飾工芸の
歴史を今に伝える技術の一つ。

日本へは江戸時代初期に欧州から伝わり
長崎で平戸細工として造り始めたことが
有名で、その後は北前船による貿易に
よって秋田にも伝わり、根を下ろします。

画像はピアスが三つ葉と花モチーフによる
モノで、ネックレスが花モチーフとなって
います。

その軽さは独特で、着けているのを忘れて
しまう程です。